こちらの記事では、色々な石鹸のpH(ペーハー/ピーエイチ)を試験紙で測定した結果を載せます。
普段、石鹸を使っている方はご存知かもしれませんが
石鹸は基本的にはアルカリ性です!
ただ、最近は、弱アルカリ性や弱酸性と書かれた石鹸も販売されています。
- 弱アルカリ性や酸性と書かれている石鹸のPHがどれくらいの数値なのか?
- お肌が荒れた石鹸のpHはどれくらいなのか?
- 使いたい石鹸のpHがどれくらいなのか?
お肌が弱い方は石鹸のpH(ペーハー/ピーエイチ)も気にしてご使用くださいね。
これから色々な石鹸のpH(ペーハー/ピーエイチ)を追記していく予定ですので、チェックしてくれると嬉しいです!
はじめに試験紙を使った石鹸の酸性・中性・アルカリ性の目安を確認しておきましょう
引用:https://www.live-science.com/honkan/basic/chishiki02.html
これから試験紙でpH(ペーハー/ピーエイチ)のチェックをしていくにあたり、試験紙の色がどのように変わると酸性なのか、中性なのか、アルカリ性なのかをお伝えしておきますね!
上の図が、酸性・中性・アルカリ性のpH表です。
- 3.0未満 酸性
- 3.0 ~ 6.0 弱酸性
- 6.0 ~ 8.0 中性
- 8.0 ~ 11.0 弱アルカリ性
- 11.0を超えるもの アルカリ性
これを基準に石鹸のpH(ペーハー/ピーエイチ)を調べてお伝えします。
私が持っている試験紙の色の変化はこちらになります。

レモン液はpH1で酸性
水はpH6で中性
そして弱アルカリ性のpH8~pH9の色になります。
この色を参考に石鹸のpHをお伝えします。
石鹸のpHを測定した結果を一覧表でお伝えします!
石鹸のpHの結果が分かるように、調べた石鹸のpHを一覧表にしました。
商品名をクリックすると見たい石鹸の詳細へ進めるようになっています。
全ての石鹸をチェックしたい方はこのまま下に進んでくださいね!
商品名 | PH | 性質 |
MIMC オメガフレッシュモイストソープ | 8~9 | 弱アルカリ性 |
ワイエスラボ うるおい肌石鹸 | 8 | 弱アルカリ性 |
ミヨシ 泡ハンドソープ | 9 | 弱アルカリ性 |
牛乳石鹸 無添加石鹸 | 9 | 弱アルカリ性 |
ミヨシ暮らしの石鹸バスソープホワイト | 9~10 | 強めの弱アルカリ性 |
ビオレ泡ハンドソープ | 6 | 弱酸性 |
MIMC オメガフレッシュモイストソープのPH測定結果は弱アルカリ性です!

MIMCで頂いたサンプルの石鹸のpHを測定しました。
MIMCのオメガフレッシュモイストソープは、限定商品が発売されたり、基本の石鹸も新しく入れ替わる事が多いので成分などは公式サイトをご確認ください。
石鹸の製法に関しては変更が無いようで コールドプロセス製法で作られた石鹸で「弱アルカリ性」と公式サイトに書かれています。

MIMC オメガフレッシュモイストソープのpHを調べてみたところ
◎pH8~9
という結果になりました。

pH8~9ですので、弱アルカリ性です。
MIMCの石鹸のPH数値がどれくらいなのか、本当に弱アルカリ性かどうか気になっている方の参考になれば嬉しいです。
ワイエスラボ うるおい肌石鹸(無添加石鹸)のPH測定結果は弱アルカリ性です!

ワイエスラボのうるおい肌石鹸のpHを測定しました。
成分:パーム油、水、パーム核油、水酸化Na、スクワラン
純石鹸にスクワランが配合されている石鹸です。
ワイエスラボの石鹸もMIMCと同じくコールドプロセス製法で「弱アルカリ性」だとワイエスラボの公式ブログに書かれていました。
更に、ワイエスラボの石鹸に関しては、納品の前にワイエスラボの代表者がpHを計って確認しているとの事です!

さすがですね!
納品前にpHを測定しているという事もあり、pH8で弱アルカリ性でした。
ワイエスラボのうるおい肌石鹸のPH数値や、本当に弱アルカリ性なのか気になっている方の参考になれば嬉しいです。
▼ワイエスラボのスキンケアについて

ミヨシ 泡ハンドソープのPH測定結果は弱アルカリ性です!

ミヨシの泡ハンドソープのpHを測定しました。
全成分:水、カリ石ケン素地
「カリ石鹸素地」に関しては、公式サイトで
- 固形石けん:牛脂、パーム油、パーム核油など
- 液体せっけん:パーム油、パーム核油、ナタネ油など
- 粉せっけん:牛脂、ナタネ油、パーム油、大豆油など
このように公表されています。
ミヨシの石鹸のpH数値やアルカリ性か弱アルカリ性なのかという事は、公表されておりません。

ミヨシの泡ハンドソープのpHを試験紙で調べてみた結果
◎3回ともpH9
という結果になりました。

PH9は弱アルカリ性です。
ミヨシの泡ハンドソープに関してはpH9でしたが、ミヨシはたくさんの石鹸を発売しています。
商品によってはpHの数値が高いアルカリ性の物もあるかと思います。
その点をご理解いただければと思います。
牛乳石鹸の無添加石鹸はPH測定結果は弱アルカリ性です!

牛乳石鹸の無添加せっけんのpHを測定してみました。
全成分:石ケン素地
「石ケン素地」に関しては、公式サイトで「牛脂とヤシ油」と記載がありました。
牛脂、パーム油、などが使わているのだと思います。

牛乳石鹸の無添加せっけんのpHを試験紙で調べてみた結果
◎3回ともpH9
という結果になりました。

pH9は弱アルカリ性です。
牛乳石鹸の無添加せっけん関してはpH9でしたが、牛乳石鹸は赤箱や青箱などたくさんの石鹸を発売しています。
商品によってはpHの数値が高いアルカリ性の物もあるかと思います。
その点をご理解いただければと思います。
ミヨシ 暮らしの石鹼バスソープホワイトのPH測定結果は強めの弱アルカリ性です!

ミヨシ 暮らしの石鹸バスソープホワイトのpHを測定しました。
全成分:石ケン素地、パーム核脂肪酸、グリセリン、エチドロン酸、香料、EDTA-4Na、水
「カリ石鹸素地」に関しては、公式サイトで
- 固形石けん:牛脂、パーム油、パーム核油など
- 液体せっけん:パーム油、パーム核油、ナタネ油など
- 粉せっけん:牛脂、ナタネ油、パーム油、大豆油など
このように公表されています。
ミヨシの石鹸のpH数値やアルカリ性か弱アルカリ性なのかという事は、公表されておりません。

ミヨシの泡ハンドソープのpHを試験紙で調べてみた結果
◎pHは9~10
という結果になりました。

pH9~10は弱アルカリ性ですが、アルカリ性寄りだと感じました。
ミヨシの暮らしの石鹼バスソープホワイトに関してはpH9~10でしたが、ミヨシはたくさんの石鹸を発売しています。
商品によってはpHの数値が高いアルカリ性の物もあるかと思います。
その点をご理解いただければと思います。
ビオレ泡ハンドソープのPH測定結果は弱酸性です!

ビオレu薬用泡ハンドソープのpHを測定してみました。
全成分:イソプロピルメチルフェノール*、水、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O.)液、PG、アルキルグリコシド、POE(21)ラウリルエーテル、エタノール、濃グリセリン、POE(3)ラウリルエーテル、POEラウリルエーテル酢酸、DL-リンゴ酸、ラウリン酸ポリグリセリル、安息香酸塩、エデト酸塩、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、水酸化ナトリウム液、香料
※弱酸性の石鹸は合成界面活性剤で出来ている事が多いので成分が多くなります。

ビオレの薬用泡ハンドソープのpHを試験紙で調べてみた結果
◎3回ともpH6
という結果になりました。

pH6は弱酸性です。
ビオレ薬用泡ハンドソープのpHの数値が気になっている方の参考になれば嬉しいです。
pHが高い石鹸でお顔やお肌を洗うとお肌は荒れるの?
pHが高い石鹸はアルカリ性の石鹸になります。
人のお肌は弱酸性です。
それなのに、pHが高いアルカリ性や弱アルカリ性の石鹸でお顔やお肌を洗うと荒れてしまうのでは?
とお考えの方も多いのでは無いかと思います。
大丈夫です!
アルカリ性や弱アルカリ性の石けんで洗ったからといって、弱酸性のお肌がそのままアルカリ性になってしまうわけではありません。
アルカリ性や弱アルカリ性の石鹸でお顔を洗った後、お肌は中性になり皮膚から分泌する皮脂などにより自然に弱酸性に戻ります。
お肌の酸性の汚れや古い皮脂や角質などは、アルカリ性の石鹸の方が素早く良く落ちます。
美容家さんや美容医師の方は、「洗顔の時、泡を乗せる時間は10秒以内」と良く発信しています。
アルカリ性や弱アルカリ性の石鹸であれば、10秒と言わず、5秒…いや3秒でも十分汚れが落ちます。
お肌をゴシゴシしなくてもサラッと汚れを落としてくれる石鹸は、逆にお肌の負担を減らしてくれるとも言えます。
石鹸は水で洗い流すと界面活性作用を失う性質を持っています。
ご存知でしたか?
石鹸は、水で洗い流すと界面活性剤の作用を失うとの事なのです。
石鹸で洗顔をしたり体を洗った後、洗い流すと界面活性剤は残らないのです。
お肌の上に残った界面活性剤による肌荒れのリスクが少なくなるのです。